見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ!
[東京新聞 中日新聞 2007年1月7日]
●見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ!
 北村皆雄・新井一寛・川瀬慈編著
 文字でのフィールドワークに頼ってきた人類学や民俗学の時代から、現代はカメラやビデオというソフトを用いて、より具体的で科学的な調査が進められている。本書はアジア・アフリカの諸地域を舞台に、映像と文章による少数民族や移動民族らの文化や生活や祭祀(さいし)などをとらえた記録。映像の裏側にある習俗にも目を凝らす姿勢を貫いている。各調査の映像を収めたDVDも付す。(新宿書房・三六七五円)
[望星 2007年2月号]
■『見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ!』
北村皆雄、新井一寛、川瀬 慈編著
新宿書房 三五〇〇円
 若手研究者や民俗学・人類学的なテーマに取り組む映像作家が、自身の制作した映像作品を解説。作品の目的、問題意識の背景、研究的意義、撮影や編集などの技術的・美的側面等をまとめる。映像七作品、六十分を収録したDVD付き。
[産経新聞 2006年12月17日]
[ソトコト 2007年1月号]
[小説現代 12月号]
bookmark vol.59 中島岳志
『全体主義と恋心』

某月某日
 北村皆雄・新井一寛・川瀬慈編
『見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ!──映像人類学の新地平』(新宿書房)が届く。
 近年の映像技術の発展によって、文化人類学者が手軽に現地社会の映像を撮り、編集することが可能となった。人類学者は対象の社会や集団の中に深く入り込み、長期間かけた調査を行う。そこで撮られた映像には、短いロケ期間で制作されたテレビ番組では見ることのできない場面や表情がある。
 本書は、映像人類学という新しい分野を切り開こうとする若手研究者によって書かれており、非常に刺激的だ。DVD付の学術書というのも、新しい可能性を感じる。話題になってほしい一冊である。
[朝日新聞 11月26日読書欄]
本の詳細を見る→<ISBN4-88008-358-5